
山は横向きに吹き飛んだ
多くの火山噴火は上方向に噴き上がります。ところがセント・ヘレンズ山は、1980年5月18日にそれとはまったく違う現象を起こしました。マグニチュード5.1の地震が山体を揺らした直後、山の北側斜面全体が崩れ落ち、噴火は横向きに爆発したのです。セント・ヘレンズ山:横向きに吹き飛んだ噴火

斜面はすでに崩れかけていた
数週間にわたり、マグマが山の北側を外側へ押し出し、1日におよそ1.5〜1.8メートルも大きくなる巨大なふくらみをつくっていました。8時32分に地震が発生したとき、弱っていたその側面は耐えきれず崩れ去り、記録に残る中で最大規模の地表で起きた地すべりとなりました。セント・ヘレンズ山:横向きに吹き飛んだ噴火