
一万もの政治体――空白の大陸ではない
植民地化以前のアフリカには、最大で一万にも及ぶ政治体が存在していた。サン人の小さな集団から、サヘルに築かれた帝国、スワヒリの港町にいたるまで、多様なかたちが広がっていた。アフリカ――一万もの「政治体」が並び立つ大陸

城壁都市とキャラバン
9世紀ごろまでには、王朝が支配する国家がサバンナ地帯一帯に広がっていた。その後、西アフリカの大きな民族であるハウサの諸都市は城壁を築き、長距離交易の拠点として発展していった。キャラバン(隊商)が行き交い、人や物資、情報が盛んに行き来していた。アフリカ――一万もの「政治体」が並び立つ大陸