命を奪ったシロップの大波

1919年、アメリカ東海岸の都市であるボストンを「ありえないもの」が襲いました。黒蜜の大波です。巨大な貯蔵タンクが破裂し、約230万ガロンもの黒蜜が、時速およそ35マイル(時速約56キロ)ノースエンドの街中へ一気になだれ込みました。

黒蜜大洪水:ボストンがシロップに飲み込まれた日

本物の災害さながらの威力

これは、ゆっくりベタベタと流れ出した単なる漏れではありませんでした。黒蜜の波は最大で約7.5メートルの高さに達し、建物を土台ごと引きはがし、がれきをまき散らし、さらには路面電車を線路から押し飛ばしてしまいました。

黒蜜大洪水:ボストンがシロップに飲み込まれた日