
緊急停止ボタンが事態を悪化させた
チェルノブイリ事故は、深夜の安全試験中に始まりました。チェルノブイリ事故では、原子炉が不安定になったため、運転員は緊急停止ボタンを押しました。ところが設計上の欠陥により、停止システムは一時的に原子炉の反応性を高めてしまい、核反応は減速するどころか加速してしまったのです。チェルノブイリ原子炉の致命的な設計欠陥

原子炉はすでに危険な状態だった
出力は試験で想定していた水準を大きく下回り、多くの制御棒が引き抜かれていたため、原子炉はきわめて不安定になっていました。そのような状態では、水が沸騰してできる蒸気の空洞が、かえって反応をさらに強める原因となりました。チェルノブイリ原子炉の致命的な設計欠陥