
常識がひっくり返るローマの祝祭
奴隷が主人をからかい、主人が奴隷に食事をよそってあげる――そんなローマの祭りを想像してみてください。それがサトゥルナリアです。農耕の神であるサトゥルヌスをまつる、古代ローマのにぎやかな冬の祝宴でした。サトゥルナリア:ローマの「天地逆転」祭

数日だけ、ローマは上下が逆になった
サトゥルナリアのあいだは、公的な仕事は止まり、学校も休みになり、賭け事も公然と許され、ふだんの厳しい決まりごとはゆるみました。ローマの人々はごちそうを囲み、「イオー・サトゥルナリア!」と叫び、小さな贈り物を交換し、祭りのあいだだけ選ばれるサトゥルナリア王と呼ばれる仮の支配者を立てて、祭りを盛り上げました。サトゥルナリア:ローマの「天地逆転」祭