
何千人もの人が同じ間違った記憶を共有することがある
偽の記憶は、個人だけのものとは限りません。大勢の人が、実際にはそうは起きていない出来事を、「本当にあったこと」のように同じように覚えてしまうことがあります。偽の記憶:なぜ大勢の人が同じ間違った記憶を共有するのか

それが「マンデラ効果」
ネルソン・マンデラは、長年の投獄のあとに釈放され、その後に南アフリカ大統領も務め、さらに何十年も後になって亡くなりました。しかし、多くの人が「彼は刑務所で死んだ」と、まるで本当に見たかのように強く覚えていました。このように、大勢の人が同じ誤った記憶を持つ現象をマンデラ効果と呼びます。こうした共有された思い違いは、周りの人との会話などによる社会的な影響や、人間の考え方のくせといった認知のしくみによって強まり、広がっていくと科学者たちは考えています。偽の記憶:なぜ大勢の人が同じ間違った記憶を共有するのか